皮膚のできものは日常生活でよく遭遇するもので、医学的に皮膚腫瘍と呼ばれています。大きく分けて良性と悪性のものがあります。多くは良性ですが、中には悪性のものもあるため、専門医による診断が重要です。
皮膚のできもの
皮膚のできもの

皮膚のできものは日常生活でよく遭遇するもので、医学的に皮膚腫瘍と呼ばれています。大きく分けて良性と悪性のものがあります。多くは良性ですが、中には悪性のものもあるため、専門医による診断が重要です。
皮膚のできものの原因はさまざまですが、以下のような要因が考えられています。
紫外線
長年にわたり紫外線を浴び続けることで、細胞のDNAが損傷し、腫瘍化のリスクが高まります。
加齢
細胞の修復力が低下することで、異常な細胞増殖が起こりやすくなります。
遺伝的素因
家族歴や遺伝子変異が関与することもあります。
慢性的な刺激や炎症
傷あと、やけどあと、慢性的な皮膚炎などが原因となる場合もあります。
ウイルス感染
ヒトパピローマウイルスなど、一部のウイルスは皮膚のできものの発生に関係しています。
代表的なものとして以下が挙げられます。
これらの症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
まず視診と触診を行い、必要に応じて以下の検査を実施します。
ダーモスコピー
皮膚病変の表面を拡大して観察することで、良性か悪性かを診断する手がかりになります。
病理組織検査
皮膚の一部を切り取って、顕微鏡で詳しく調べる検査です。悪性の可能性が疑われる場合や、確定診断が必要な場合に行います。
細菌培養検査
感染を起こしている粉瘤などの場合、原因菌を特定するために行うことがあります。
できものの種類や大きさ、部位、患者さまのご希望に応じて、最適な治療法を選択します。
外科的切除
メスを使用してできものを完全に切除する方法です。縫合が必要になります。
炭酸ガスレーザー
皮膚内の水分に反応して組織を蒸散させる方法です。周囲の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、ピンポイントで治療を行うことができます。
電気焼灼(電気メス)
高周波電流を用いてできものを焼き取る方法です。出血が少なく、治療時間も短時間で済みます。
凍結療法
いぼの治療でよく用いられる方法です。マイナス196度の液体窒素を使って凍結し、組織を壊死させます。複数回の治療が必要となる場合もあります。
皮膚のできものは、良性・悪性に関わらず、早期発見・早期対応がとても大切です。悪性の場合でも、初期のうちは症状が目立たないことが多く、患者さま自身が「ただのほくろ」「年齢によるもの」と判断してしまい、発見が遅れる原因になることもあります。「見慣れたしみが変化してきた」「最近できたしこりが消えない」など、小さな気づきが大きな予防につながります。皮膚のできもので何か気になる点がございましたら、お気軽にご相談ください。
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