円形脱毛症の治療
円形脱毛症の治療は、症状の程度や範囲、年齢などを総合的に考慮して決定します。軽症~中等症の症例では、ステロイドやカルプロニウム塩化物の外用、セファランチンやグリチルリチンの内服、紫外線療法(エキシマライト)を行います。脱毛面積が25%以上で、発症初期の急速に進行している症例では、点滴静注ステロイドパルス療法が適応となります。脱毛面積が50%以上で、6か月以上改善のない症例では、JAK阻害薬の内服が適応となります。重症例に対して行われる治療は効果が高い反面、副作用にも注意が必要なため、十分な説明のもとで実施されるべきものです。その他の治療法として、ステロイド局所注射や局所免疫療法(SADBE)などがあります。
円形脱毛症の治療では、薬物療法と同様に生活指導も大切です。ストレスは症状の悪化因子となるため、適切なストレス管理が必要です。十分な睡眠と規則正しい生活リズムを心がけ、バランスの取れた食事を摂取することで、免疫システムの正常化を図ります。髪の健康を保つために、ビタミンB群、鉄分、亜鉛の摂取を意識しましょう。頭皮への過度な刺激を避け、髪に優しいシャンプーを選びましょう。
円形脱毛症は決して珍しい疾患ではなく、外見上の変化により患者さまが大きな精神的負担を感じることも少なくありません。髪の悩みでお困りの際は、ぜひ当院までご相談ください。